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2013.12.29

今年もお世話になりました

今年も残すところ3日となりました。

お陰様で今期の酒も上々の出来で上がってきています。今期の酒の特徴は、「潔い切れ味」

今年のお米のせいなのか、今期の造りのせいなのか、理由はよく分かりませんが今までにない切れ味に驚いています。

年明け早々には鑑評会出品用の大吟醸の仕込みが始まります。この調子でいってほしいと願っています。

 

今年の大信州の大きな出来事の一つは新店舗のオープンです。

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お店を作ってビックリしたことは、ご来店いただくお客様の多さ。しかも、わざわざうちへ来ることが目的というのもさらにビックリ、とてもうれしく思います。

特に年末に近づくにつれお客様の人数が増えていて、この様子を見ると、この年末年始の営業はどうしようか、と考えてしまいます。

思案した結果、年末は31日午前中まで営業して、年始は4日から営業を始めます。

お近くにお出かけの際はぜひお立ち寄りください。

 

今年は何とか良い年で終われそうです。

皆様には大変お世話になりました。平成26年もどうぞよろしくお願いいたします。

どうぞ良いお年をお迎えください。

 (田中隆一)

2013.11.30

祭りごと

神様にお食事を奉ることが「お祭り」なんだそうです。

酒造りは、それ自体が神事のようなものですが、特に収穫が始まる秋から、酒造りに入る冬にかけての時期はお祭りが多くあります。

11月23日、24日は松本にある2つの神社の「新嘗祭」に参列してきました。

現在、11月23日は「勤労感謝の日」となっていますが、元々は「新嘗祭」。天皇陛下が今年の新穀を始めて食べる日です。(詳しくはネットで)

私達酒屋にとっても大切な日。大信州では、今年の新米で作った新酒を、伊勢神宮で醸されている「白酒(しろき)」に限りなく近い形に仕立て、日頃お世話になっている氏神様や崇敬神社に奉納しています。

11月28日は松本酒造協会の「松尾祭」があり、そして、12月1日には当蔵の「松尾祭」を豊野蔵で執り行います。大信州の「松尾様」は、豊野蔵の敷地内にお社があり、そこでお祭りしています。

12月1日というのは、伊勢神宮の12月の月次祭に奉納するお酒を造り始める御酒殿祭が行われる日で、当蔵でもそれにあやかり、氏神様の宮司さんに来ていただき、夕方から神事を始めます。

この時期、夕方ともなると辺りは薄暗くなり、まさに神々しい雰囲気。今年1年、安全で無事に酒造りが行えるよう、そして、美味しいお酒が醸されますよう神様にお祈りします。

(田中 隆一)

2013.11.15

新酒が上がりました

今年の仕込1号新酒が上がりました。

槽場詰めに来蔵された皆さんにお披露目するお酒です。

色は緑がかった薄いレモン色、青ざえしています。

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含むと、大信州らしいリンゴ系の香りとやや柑橘系の香りが広がり、軽快さの中に果実味が広がります。

辛口で仕上がった割に旨みも十分感じられ、いい感じ。

今日は純米大吟仕込5号が上槽。これも相当いい感じです。

今年の1本目が上がり、ちょっとホッとしました。

これから続々と搾り上がってきます。

(田中 隆一)

2013.11.05

仕込1号上槽間近

蔵もだんだん忙しくなってきましたが、みんな元気に張り切っています。

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槽場詰めが上槽になると、1日おきに搾りが始まり、更に仕事が増え、
いよいよ本格的な忙しさに突入です。

 後1週間もすれば、いよいよ槽場詰めの上槽が始まりそうです。

今年はどんな感じに上がるのか。
米の出来だったり、今年の自家保存酵母の状態だったり、
酒になってみないとつかみきれない部分もあって不安な部分もあり、
醪を利いていると、その芳醇な香味に期待が膨らんだり・・・。

今のところは順調な推移に思います。

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(田中 隆一)

2013.10.25

仕込み1号

仕込み1号仕込みました!
既にほんのり良い香りがしています♪(*´∇`*)
写真のためこの香りを皆さんにお届け出来ないのが残念ですが~。 

 来月までお待ち下さい!

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(小松 剛)

2013.10.16

小林杜氏のひと工夫

今年も蔵入り早々、小林杜氏の作品が出来上がりました。

小林杜氏は毎年蔵入りすると皆造までの間にいくつか“作品”を作ってくれます。

どこにそんな時間があるのかと不思議に思いますが、働き者の小林杜氏は時間があると、というよりも時間を創ってアッという間に作ってしまいます。

助手の使い方も旨いんでしょうね。見習わなくては。

過去には自然放冷する時の敷き台やその足場、はしごなどお手のモノ、道具で困ったら何でも作ってしまいます。

うちの若い造り手たちもここはなかなか真似が出来ません。

今年は蔵入りした途端、こんなものを作ってくれました。

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右側は以前作ったものですが、左側は今年の新規モノ。

何に使うのか?

説明がしづらいので、蔵見学にお越しいただいた時にお話しします。

これで今年もひとランク上の美味しさを目指せます。

成果が楽しみです。

(田中 隆一)

2013.10.12

25BY 始動 ! !

 ここ数日夏のような暑さが戻り蔵人皆参っています。(^_^;)そんな中、毎年恒例の百体観音のお参りをし、槽場詰めの酒母も仕込みました!

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蔵には新人(池田政人くん)が加わり活気もあります!

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大信州動き始めました!!(^o^)ゞ

(小松 剛)

2013.10.12

槽場詰めの酒母が立ちました。

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酒母室にいい香りが漂っています。よくリンゴやメロン、バナナ等の果物の香りに例えられるますが、僕らにしたら、やはり大信州の吟醸酒の香りです。

香りの質も良く今年の自家酵母も調子よさそう、この香りが酒に乗ってくれれば大信州らしい酒が搾り上がるはずです。

 酵母の培養も仕込8号分まで進みました。来週には本格的に醪が立ちます。

(田中 隆一)

2013.10.02

いよいよ25BY始まりました

10月1日は大信州の造り始め。昨日から25BYの造りが本格始動です。
小林杜氏を筆頭に、みんな期待に満ちたいい顔でスタートが切れました。

最初の仕事は米洗い。
大信州では「新穀新酒」、今年取れた新米で新しい期の酒造りに入るのが
基本です。毎年のお天気によって米の出来は違い、最初の米洗いは
特に神経を使います。下原大杜氏が「酒造りは毎年1年生」と現役最後の91歳まで
本気で言っていたことを思い出します。

 今年も初っ端から49%精米の「ひとごこち」、これは11月17日に予定している
「大信州槽場詰め」用の原料米です。
米の給水加減、胴割れの程度など、今年の米の状態をみんなで顔を寄せ合い
確認します。

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 今日が初蒸し、初ムロ、11月17日の槽場詰めへ向けてワクワクドキドキが
始まりました。
「槽場詰め」は、当蔵に大勢の特約店様がお越しになり、
その方たちが審査員となって審査する市販酒品評会のようなもの。
しかも我々を目の前にして、無垢の状態を評価し、思ったことを口にするので
緊張感も最高潮。順調に酒が上がると全国新酒鑑評会金賞以上の喜びです。

今年も大勢のお客様と喜びを分かち合えるよう丹精込めた酒造りに励みます。
ご期待ください。

 (田中隆一)

2013.09.30

直営店舗開設します

近日、直営店舗をオープンします。

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最近、わざわざ遠くから大信州を目当てにお越しくださるお客様が増えています。

初めて来た方は必ず「お酒買えますか?」と言って事務所のドアを恐縮しながら開けて覗き込みますが、何だか申し訳なくて・・・。

しかも中へ入ったら、蔵に来たのに試飲もできず、現物を見ることもなくカタログを見ながらお酒を選び、更に、選んでいただいだお酒は蔵から蔵出しするのて待ち時間が長いこと長いこと。それでもお客様は辛抱強く待っていてくださいます。

これは改善しなければ! と数年前から構想を立てていました。

松本本社事務所の隣にあった旧自宅をビフォーアフターし、小さな店舗と事務所を造って先週引っ越ししました。

庭や塀、駐車スペース、一番大事な店舗のソフト面など、まだまだ整っていないので新装オープンとはいきませんが、来月中旬までには整備を済ませたいと思います。

信州にお住まいの方、また信州へお越しの方、お近くへお出掛けの際はぜひお立ち寄りください。

(田中隆一)