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2011.12.12

冬の北アルプス

今日は綿飴のような小さな雲がところどころ見える程度で、一面青空。冬の北アルプス連峰は本当にきれいです。
雪がかぶっている山は標高3000m級。CIMG0045

これが常念岳。主張してます。CIMG0044

この画像の雲の下辺りが有名な上高地(だと思います)CIMG0046

以前、燕岳にある燕山荘の赤沼社長が、山の上から見ているとお天気の変化がよく分かる、と言っていました。下の方(燕岳から見ると松本、安曇野平上空は下なんだそうです)でモクモクと雲ができ始め、それが大きくなって、雨が降り、そしてまた晴れる。松本平から上がる水蒸気が徐々に雲になっていく様子が見えるようです。

例年ですと、この時期もう少し雪がかかっているような気がしますが、これからもうひと雪、ふた雪降るともっと奇麗な北アルプスに雪化粧するでしょう。

(田中 隆一)

2011.12.12

日ごと寒さがつのります~

9日は当蔵の忘年会。
目標の減量に僅か届かず、2次会で散財する羽目になりました。
気を取り直して「今年中に2㎏くらい落としたいな」と今度は軽い願望くらいにして、早速松本駅前から家まで歩いて帰ってきました。

お店を出たのが夜11時頃。歩いていると水たまりに薄い氷が張っています。
うちの近所の道路掲示板は何とマイナス3℃。どうりで寒いわけだ、今年一番の冷え込みかもしれません。

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実は先日も歩いて帰宅したのですが、松本市街から速足で約1時間強。歩いているときは酔いで少し麻痺しているのか、何てことないのですが、翌朝ちょっと疲れが残っていて、体がなまっているのを実感します。このままでは体力が落ちるのでまた歩こう、と思うのですが・・・・。

酔いに任せて歩いている時、耳元で悪魔の誘惑と天使のささやきが聞こえてきます。
「寒いなぁ、早く帰って寝たいなぁ、こんなに歩いたら明日に響きそうだ、そろそろタクシー拾おうか」
「飲んだ分は消化しなければ!! もうちょっと歩こう」

年末までにまだ忘年会絡みの会合が6本残っています。何回悪魔の誘惑に勝てるかなぁ。

(田中 隆一)

2011.12.07

おこわ杜氏♪

今日の仕込み部屋は今期一番の冷え込み。これからまだまだ寒くなることを考えるとゾッとします。

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寒いのが苦手な勝巳さんは着込んでいるためか? 白衣がパンパンです。

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今日のお茶の時間には小林杜氏が仕込んだ『小谷おこわ』を皆で頂きました。
しっとりもちもち♪の食感が堪らなく良く、いつまでも噛んでいたい程でした。(*´∇`*)
隣の勝巳さんは飲むように放ばってましたけどね…(`)ε(´;) 

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美味しい秘密は味の決め手となる『小谷漬け』 と『蒸かし方』だそうで。
『俺は日々研究してるんだよ、アハハハハハハハハハ♪』(^〇^)
と小林杜氏。

またお願いしまーす♪

(小松 剛)

2011.12.05

選ばれし者たち そして精米へ…

いよいよ山田錦の米選(べいせん)が始まりましたよ。
ウチは入荷した山田錦の玄米をもう一度米選機に通して玄米の選別をしているのです。
これによって選ばれた玄米達を35%まで磨きあげます。だいたい丸4日から5日間程かかる、長期戦。今期の出品酒の造りの始まりです。

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(小松 剛)

2011.12.05

いよいよ始まりました!

年初から仕込む大吟醸の精米が始まりました。

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大信州では米選してから精米をします。

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届いているお米は全て特等米ですが下原大杜氏の代からやっている恒例の行事です。
特等米でも米選をかけると未熟米が30㌔ビックリする位はじかれます。
下の写真は今年の山田錦です。昨年よりかなり良い感じです。

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(田中 勝巳)

2011.12.05

いい仕事を見せてもらいました

日曜日に松本工場内のタンクを移動しました。

2年前に洗瓶機を入れ替えした時と同じ業者に依頼しましたが、相変わらずの手際の良さで見とれてしまいました。18KL用のかなり大きなタンクで、とても自分たちでは動かせません。立てたままでは外に出せないし、しかも窮屈な場所に置かれているので、一体どうやって動かすのか興味津々でした。

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なんと、タンクの回りに枠を作ってタンクを教会の鐘のようにぶら下げて、いとも簡単に横に倒しました。あとはお手の物で、いったん外に出してしまえば高さを確保できているので、クレーンで吊り上げて直立させてハンドリフトや台車に載せて移動させて完了でした。

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スゴイのは技術だけではなく、彼らの仕事っぷりです。目を見張るのは、整理整頓された仕事道具。作業に使う工具がものの見事に整理されていて、職人さんたちの息もぴったりで無駄がない。大きな金属のケージにそれぞれの工具などがきれいに収められていて機能的に見えました。「うちも見習わなきゃいけないね」と哲也君と澤田君の会話。大信州ではまだ十分でないという現実を直視させてくれましたが、みんな良い仕事をしたいという気持ちが表れていてちょっぴり頼もしかったです。

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(関澤 結城)

2011.12.05

松尾祭神事

12月1日は松尾祭の神事が行われました!!今年の酒造期の無事を祈る大切なイベントです!

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1日は酒母が高温糖化と速醸の2本と、仕込みの大きさの切り換えが重なって、蒸かしが2度蒸かしでした!!今期の2度蒸かしは三回目です。
気温は寒いのに、甑の周りは夏です…汗が止まらなくて、雨に打たれたくらいビショ濡れに毎日なってます!
忙しい中でしたが無事に神事を執り行うことができて、みんな一安心です!

(林 眞也)

2011.12.03

寒い夜には・・・

師走に入り各地で真冬並みの寒さとなっていますが、豊野ももれなく真冬に突入。

こんな時こそ皆さんに食して頂きたい物…

来ましたね、酒粕の季節です。蔵では出荷に向けて急ピッチで板粕の作成が進んでいます。作ってくれているのは助っ人のお二人、渋谷さん(右)と西沢さん(左)。前は一緒に酒造りをしていた頼れるベテランです。

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型に沿って包丁で切り出し、重さを計って口を閉じます。段取りよく大きな板粕が次々に袋詰めされてく様子です。

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甘酒にしたりお味噌汁に入れていただくと、優しい吟醸香とほのかな甘味がホワホワっと身体に染み込み、身も心もポッカポカになります。私は先日塩漬けした大根を粕と砂糖を混ぜた粕床に漬け、簡易べったら漬けにしてみました。なかなか好評でしたよ。

(森本 貴之)

2011.12.02

大信州の松尾祭

大信州の松尾祭は毎年12月1日。
12月1日というのは伊勢神宮で御酒殿祭(みさかどのさい)が執り行われる日です。
御酒殿祭というのは、神宮の三大神事、6月の月次祭(つきなめさい)、10月の神嘗祭、12月の月次祭に使う御料酒(白、黒、れい、清)の内、白酒、黒酒、れい酒を醸すお祭りです。(ちなみに清酒は白鷹さんが奉納します)

当蔵では毎年日本酒の日に最初の米洗いが始まり、12月1日には既に10本近く上槽しているのでお祭りをするには大分遅いのですが、神宮と一緒にお祭りできるなんて何だか有難い。そんな理由でこの日にお祭りをしています。

蔵見学に来た方にはご案内していますが、当蔵の敷地内に小さなお社があり松尾様をお祀りしています。この日はきれいにお掃除して、幕を張り、神饌を並べて、近くの神社の宮司さんにお越しいただき、厳かな雰囲気の中で祝詞を奏上していただきました。
例年ですと当蔵のことをお祈りしていればよいのですが、今年は全国の酒蔵が平穏無事に酒造りが終わるようお祈りしまいた。

お祭りの後は場所を移して直会。
忘年会の練習も兼ねているようです?!

(田中 隆一)

2011.12.02

松尾様のお祭り

とうとう師走になりました。早いもので今年も残すところあとひと月。何かと気ぜわしくなる頃ですが、豊野蔵の敷地内に祀ってある松尾様のお祭りをおこないました。毎年12月1日におこなっている例祭です。松本から豊野蔵に向かう途中、更埴インター付近でみぞれがぱらぱら降っていたので雪も心配しましたが、蔵に着いたら晴れ間も覗くほどでした。

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蔵のみんなは蔵仕事を急ピッチで終わらせてくれて、祭祀が始まったのが夕方5時少し前。すでに辺りは暗くなり、スポットライトに照らされた社(やしろ)が浮かび上がってとても神秘的でした。寒さも忘れて、大田神社の宮司さんのあげる祝詞を神妙に聞き入りました。最後にお神酒をいただいて、今期また酒造りができることを蔵人全員で感謝しました。

(関澤 結城)